目次
皮膚病の原因は「腸内環境の乱れ」にある!?
(skrotov/shutterstock_)
皮膚病の原因として近年新たにわかってきたのが、腸内環境の乱れによるということ。
腸には免疫を司る免疫細胞が7割も集まっているといわれています。
つまり、腸内環境が乱れると免疫が下がり、皮膚病やその他の病気に繋がってしまう……というわけです。
腸内環境が乱れているサイン
(Vellicos/shutterstock)
腸内環境が乱れていると考えられる初期症状として、「オナラや便が臭う」「軟便・下痢・便秘がつづく」といった“お腹にまつわる症状”があらわれます。
これを放っておくと徐々に免疫低下に繋がり、皮膚病の発症や悪化、さらにはガンといった恐ろしい病気につながることも考えられます。
今までよりもオナラや便が臭うようになった、他の子と比べてニオイが強いといった症状がみられる場合は、腸内環境を整えることを意識すると良いでしょう。
また好ましい便は、長い一本のツヤツヤしたもの。ニオイもあまり強くはありません。
このような便に“当てはまらない”ケースも、腸内環境が乱れている可能性がありますので、腸を整えてあげるようにしましょう。
腸を整えるには、乳酸菌がグッド!
(nicemyphoto/shutterstock)
健康的な腸にするためには、特定の成分を摂取する必要があります。
最近注目を集めているのは、私たちも聞き馴染みのある「乳酸菌」。
腸内には悪玉菌と善玉菌が存在しているのですが、悪玉菌は腸内のたんぱく質を腐敗させ、有害物質を作りだすイヤなやつ。
オナラや便が臭うのも、悪玉菌によるものが原因だと考えられています。
またこの有害物質は、老化や発ガン性物質と関係があるともいわれていますので、できる限り排除するように努めなければなりません。
そのためには善玉菌を増やしてあげることが大切なのです。
その善玉菌の代表格ともいえるのが、乳酸菌。これを摂取することにより腸内環境が整い、免疫アップに繋がっていきます。
サプリメントなどの摂取がオススメ
(Alexsander Ovsyannikov/shutterstock)
乳酸菌が含まれる代表的な食材として、ヨーグルトなどが挙げられますが、人間用のヨーグルトを愛犬に与えてしまうとお腹を壊してしまうケースも考えられます。
安心して効率よく摂取するためには、サプリメントなどを活用すると良いでしょう。
その際に、添加物が入っていない安全なものかどうかも見るようにしてください。
サプリを選ぶ基準として「オーナーさんご自身が口に入れても問題ないか」を考えるのも大切なこと。
人間よりもずっと儚い犬たちですから、特に直接口に入れるものは気をつけるようにしましょうね(これはフードも然りです)。
皮膚病の発症を予防したい、緩和させたいという方は、ぜひ一度乳酸菌を取り入れてみてはいかがでしょうか。
お薬を飲んでいる方は、効き目に問題が出ないよう、かかりつけ医さんに相談されてくださいね。