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まず初めに!“トイレのタイミング”を把握しよう
(Bussakorn Ewesakul/shutterstock)
犬たちは排泄をしたくなると、ソワソワしたり隅っこに移動してウロウロするといった仕草を見せるようになります。
寝そべっていたのに急に立ち上がったり、落ち着きのない様子を見せたらトイレの合図。
オーナーはこのタイミングを見計らって、トレーニングをする必要があります。
まずは、排泄のタイミングを把握することが第一歩!
トイレトレーニングの方法
ここからは、具体的な方法をご紹介しましょう。
[1]トイレまで誘導!声をかける
(KatePh/shutterstock)
愛犬が排泄をしたくなるタイミングになったら、トイレまで誘導しましょう。抱っこをしてトイレまで連れて行くのもOKです。
すると愛犬は、クンクンとトイレシーツのにおいを嗅ぎはじめるはず。あるいは、すぐに排泄をはじめる子もいるでしょう。
このタイミングで、愛犬に向かって「ワンツー、ワンツー」など“オーナーさんが決めた言葉”をかけ続けます。
★注意!
このとき、優しく声をかけるようにしましょう。愛犬の目をじっと見つめて大声で発するなど、プレッシャーをかけないようにしましょう。愛犬が萎縮してしまい、出るものも出なくなってしまいます…。
あくまでも、言葉の合図はバックミュージックのように柔らかく、愛犬から視線をそらしてさりげなく! が基本です。
この一連が愛犬に根づくと、言葉と排泄行為が頭の中で関連付けられ、最終的には「ワンツー」という合図で排泄をしてくれるようになるはずです。
[2]おおげさにほめる
(Cookie Studio/shutterstock)
排泄が終わった瞬間、「すご~い! えらいね!」などと明るく高い声をかけてほめてあげましょう。
この時、必ず愛犬が“しっぽを振るほど喜ぶように声をかける”のがコツ。
オーナーさんのもとへ来た愛犬には、さらにほめながらおやつなどのご褒美をあげましょう。
ほめられる理由を理解したら、愛犬は自発的に室内トイレに向かうようになってくれるはず!
[3]自らトイレに入るように誘導する
(nadisja/shutterstock)
愛犬がトイレの場所を覚えてきたら、背後から「トイレはあっちだよ」とオーナーさんの手や脚で愛犬をトイレまで誘導します。
愛犬がトイレに向かおうとしていない様子であれば、おやつで気を引いてもかまいません。
トイレシーツの上に愛犬がのったら、「ワンツー、ワンツー」の合図を出して排泄を促しましょう。
もちろん、排泄が終わったらほめてあげるのを忘れずに。
[4]オーナーの呼びかけで排泄するようになったら成功!
(Maximilian100/shutterstock)
これを繰り返し、オーナーさんの呼びかけでトイレに向かい排泄をするようになったら成功です。
例えばオーナーさんがソファに座ったままでも、そこから声をかけるだけで排泄をしてくれるでしょう。
そのためにも、愛犬が排泄をしたくなるタイミングや仕草を理解しておく必要があります。
記事の冒頭でお話ししたことは、ファーストステップとして必ずマスターしておきましょうね。
失敗しても叱らないように!
(Olimpik/shutterstock)
トイレで排泄できずに失敗したからと言って、愛犬を叱ってはいけません。
排泄している瞬間であっても、排泄後であっても、愛犬は排泄行為そのものがいけないのだと思ってしまうからです。
こうして室内でのトイレをガマンするようになり、ついには散歩でしか排泄をしない…ということになってしまいます。
「こらーっ! こんなところで失敗してー」というオーナーさんの声自体が、自分に注意を向けられてうれしいという結果につながっている可能性もあります。
失敗を見つけるとつい叱りたくなるものですが、そこはぐっとガマン。愛犬に声をかけず、目も合わさず、失敗後はそっと片づけてくださいね。
外でしか排泄しない子は…?
(errorfoto/shutterstock)
お外でした排泄をしない子も、諦める必要はありません。
屋外や散歩に持参したトイレシーツにおしっこを少しつけて持ち帰り、それを使ってトイレトレーニングを行ってみましょう。
自分の排泄物のにおいがあると、「おや? ここもトイレってことでOKなんだ」と、愛犬も理解しやすくなるはず。
室内で排泄をしてくれると、大雨や台風のときでも安心です。
何事も諦めないことが肝心です。我が子を信じて、二人三脚でマスターしていきましょう!
合図で排泄ができれば便利!
(Ding Photo Studio/shutterstock)
「ワンツー」といった合図で排泄をしてくれたら、ドッグランやドッグカフェに入る前、ドライブなど長時間の移動前、訪問先や宿泊先などで、排泄のタイミングをオーナーさんがコントロールできるのでとても便利です。
また、愛犬が合図での排泄を覚えてくれれば、人間同様、膀胱にあまりおしっこがたまっていなくても排泄をすることができます。
ただし、ウンチの場合は自分でコントロールするのは難しいので、潔く諦めましょう!
日々の散歩でも、排泄してもよさそうなところで合図を出せば、マナーよく散歩できてご近所の評判がアップすること間違いなしですよ。